あの人と、HIZEN5
STORY03
aki
旅をテーマに据えるセレクトショップ『FROM WHERE I STAND』店長。旅好きを公言するだけあり、自身のSNSでは多数のフォロワーに向けて国内外への旅の様子を発信している。昨年は佐賀県・有田(=『アリタセラ』)を訪れ、焼物の魅力を堪能。
この場でしか入手できないポストカード。
それは、旅の記憶を色濃くするツール。
「ホテルの中にある最高の売店」を掲げ、国内外からアパレルや雑貨を幅広く取り扱う『FROM WHERE I STAND』。
2016年から同店の店長を務めるakiさんは、店舗運営全般はもとより、常に新しい商品構成にこだわった仕入れ業務を担っています。従来までの「ホテルの
売店=土産もの」のイメージは過去の話と言わんばかりに、この店がファッション感度のある層から根強い支持を受け続ける背景には、一貫したストアコンセプトと高いセレクト力が挙げられます。
「ホテルの中という立地性もあり、宿泊のお客様に店を利用いただく機会も多いのがこの店の特徴の一つ。福岡滞在の思い出にもつながる旅に関連するアイテムも好評です」。
加えて店内の一角には自由に持ち帰られる絵はがきが8種類も。「開店当初から世界の名所をイラスト化したポストカードです。私たちも書くことを大切に
しているので、それらを何気なく手にしてくださるかたがいるのは、まだまだ手書きの良さを感じている人がいるという点でも嬉しいですね」。
書くことへの意識が変わる
磁器製という驚きのペンの楽しさ。
仕事において「書く」場面が多いというakiさん。中でもオンライン注文品の発送時には、必ずお礼の一言を添えるのがマイルールだそう。
「最近はネットでのお買い物が増えています。互いに顔が見えない分、文字で気持ちを伝えることは大切な心づかいと思っています」。
また、「IMARI
PEN」に出会って以来、akiさんはインクを文字にする魅力を感じています。「基本となるブルーインクも、紙に落とすと濃淡が現れるし、書いた後の色変化も、自分の字とは思えない風合いを感じられていいですね」。
保有するインクこそ少ないものの、「春はオレンジ系、夏は水色、秋は濃い赤色、冬はネイビーなど、ゆくゆくは季節ごとにインクを変えてみたいです」。また、紙をしっかり捉えながら書ける点も「IMARI
PEN」ならではの書き味です。
自分の好奇心を呼び覚ます、
めくるめく“やきもの文具”の魅力。
akiさんは物の形という点でも「IMARI PEN」に惹かれています。「握りやすさを考えたグリップに加え、装飾性を一切省いた佇まいに、モダンな雰囲気を感じます」。
青磁、あるいは白磁の単色で作られるシンプルさは、使用するインクとのコントラストを引き立たせる作用も。
「手紙を書くという行為は、どんな時代であっても大人の必要な嗜みと思います。このペンに出会ったことでインクの面白さを知り、さらにどんな紙を選ぶかというところにまでおのずと意識が向いていく。日々の慌ただしさで失いがちな“好奇心”を呼び覚ますきっかけにもつながりました」。
HIZEN5 イマリペン
「伊万里焼」が、焼き物の伝統技術を新たな物に創造し、現代のライフスタイルに提案するプロジェクト「HIZEN 5」において、国内初の磁器製筆記具をつくりました。 やわらかな色調に、指を添えやすいグリップシルエット、ペン先とカラーインクのコントラストが美しい特徴的な一本。
※現在、この形の商品の生産は終了しております。
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story01
里 愛梨
中煎りブレンド豆をサイフォンで一杯ずつ抽出するコーヒーショプ『Pin』店長。ガトーショコラをはじめ、八女産のいちご「あまおう」を使ったレアチーズケーキ(期間限定)など、濃厚な味わいを放つ本格スイーツにも根強いファンが多い。
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平子 良太
ホテルレストランに勤務後、東京のイタリアンなどで料理の技術を磨く。帰郷後、福岡のイタリア料理店で料理長を務めた後、自身の店『パスタ食堂ヒラコンシェ』を開業。現在、業態の異なる6店舗を運営する一方、東京への出店も視野に入れて活動している。
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小林 久晃
『FIDES』ディレクター。「現代を生きるすべての人のためのユニフォーム」をコンセプトに、上質な生地のウェアを中心にブランドを展開。ロゴマークを基調としたアイテムは、無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインが多く、男女を問わず支持を得ている。
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岩目後 明香
秀でたカット技術と似合わせの提案力に定評のある『TRENCH』スタイリスト。ゲストのあらゆる要望に対応するプロ集団の中でも、ナチュラルなスタイリングを得意とする。トレンドを取り入れながらも、その人の内面的な美しさを引き出すことを大切にしている。